寺の城・村の城

yamasemi

2014年05月11日 22:32

5月11日、好天の日曜日。
『滝山城跡群・自然と歴史を守る会』の城郭学習会に参加。
「岩井堂の城郭(長者屋敷)」「久昌寺の城郭(久昌寺の城山)」「天徳寺の城郭(寺山砦、物見平)」と秩父市内の『寺の城』を3か所、皆野町の浦山城(『村の城』)を見学。

急斜面を歩いて滑ったり転んだりと、意外にもハードな学習会となった。
戦などの有事の際に、寺は本尊や寺宝を持って、村人は財産の一切を持って逃げ込むために確保しておいたのが『寺の城』と『村の城』で、単純な造りで小規模なものが多いが、戦国の世で生命や財産を守って生き延びるために、寺院や村はこうした避難場所を築いていた。

中世城郭が数多く残る八王子市内では、純粋な『寺の城』と『村の城』は見られない。
今日は足の捻挫や肘の擦り傷と引き換えに、戦国時代の民衆の思いを考えた。







関連記事